TFT液晶モジュール(ST7735)をArduinoで使う(1)

電子工作

aitendoさんの1.8インチTFT液晶モジュール(M018C7735SPI)を使う機会が多かったので、備忘録的にArduinoでの使い方を残したいと思います。この液晶は4WireのSPI接続で、制御にはST7735が使われています。GitHubにあるArduino-ST7735-Libraryを使うことで、Arduinoから容易に使うことができると思います。

まず、液晶モジュールとArduinoの接続です。Arduino側の接続先はある程度ソフトで融通がきくと思いますが、SPI接続用のピンはデフォルトで使った方が無難かと思います。
Arduinoには、スイッチサイエンスさんで入手できる「Arduino Pro Mini 328 3.3V 8MHz」を使いました。

Arduino Pro Mini 328 3.3V 8MHz
USB-シリアル変換やDCジャック、ピンソケットなどを省いて、ブレッドボードに最適化されたArduinoです。こちらは3.3V/8MHz版。プログラムの書き込みには別途USB-シリアル変換モジュールが必要です。

液晶モジュールが3V駆動なので、接続にレベル変換モジュールなどを使わなくてもOKです。もし、5V系のArduinoを使う場合は、ロジックレベル変換モジュールを液晶モジュールとArduinoの間に入れてください。ロジックレベル変換モジュールは、色々なものがありますので仕様を見て選んでください。こんな感じのものです。

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少し乱暴ですが、私は抵抗の分圧を使って電圧を下げて(5V → 3.3V)使うこともあります。もちろん、Arduinoからの一方的な制御で、双方向のデータ通信はできません。

TFT液晶モジュールとArduinoの接続です。

TFTの19番ピン(LED-A)とVCCの間には、10Ω程度の抵抗を入れてください。LED用の電源は流れる電流の関係から、Arduinoからではなく単独で用意した方が良いです。aitendoさんのHPでは5Vと書かれていますが、3.3Vでも十分な明るさです。

液晶モジュールとの接続方法には、もっと良い方法があるかもしれません。私は、Arduino側の基板にコネクタを、液晶モジュール側は配線を直付けして使ってます。VCCの3.3VはArduinoの端子からもらっていますが、消費電流の制限がありますから壊さないように気を付けてください。(aitendoさんのHPから、TFTモジュールの消費電流を見つけられませんでした。Arduino Pro Mini 328 3.3V 8MHzからの出力は、最大150mAらしいです。)

結構、乱暴な接続を行っているかもしれません。今のところ思うように動いていますが、思わぬ事態も招くかもしれません。参考にされる方は、自己責任でお願いします。

プログラムの方は、TFT液晶モジュール(ST7735)をArduinoで使う(2)でご紹介します。

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