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北海道計測技術

3軸加速度センサによる設備管理

3軸加速度センサ

3軸加速度センサは、X,Y,Z方向の加速度を測るセンサで振動、傾斜などの情報を得ることができます。設備、構造物、機器類、輸送物などに取付けることで、さまざまな情報を取得できます。

傾斜(姿勢)検知

水平に静置した場合では、X,Y方向の加速度は0gでZ方向に1gの加速度がかかります。Y軸を中心にX軸に回転すると、X方向の加速度が変化します。この時、X軸方向の傾斜角は、加速度センサによるX軸方向の加速度応答値Xaから以下の式で求めることができます。

Θ = sin-1( Xa(g) / 1(g) )  ※gは重力加速度(≒9.80665m/s2)

スマートフォンなどで本体を横向きにすると画面も自動で横向きに変わる機能がありますが、このような姿勢の制御に使われています。輸送物などが、健全な状態で運搬されていることなどの証明にも応用できます。

振動検知

当社で採用している3軸加速度センサは、最大±16g、最大分解能3.9mg、最大データレート3200Hzで3方向の振動を検知することができます。設備、構造物、機器類、輸送物などの振動関係の情報を取得できます。

応用例として、以下のものが考えられます。
・設備、特にモーター、ポンプなどの異常検知
・橋梁、配管などの構造物の異常検知
・定置網、養殖施設など海中構造物の波浪影響
・機器の転倒、いたずらなどの異常振動検知
・貨物輸送物の運搬品質の向上

その他

加速度センサのデータは、基本的にマイクロSDカードに記録されますが、無線伝送などによる遠隔監視、アラーム発報などにも対応します。また、データをマイクロSDカードに記録するスタンドアローンシステムでは、内蔵する電源で約1カ月の連続稼働が可能です。

システムを収納する筐体は、お客様のニーズに合わせた形でカスタマイズ致します。水中で仕様できる防水型のものもご用意できますので、お気軽にご相談ください。

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