国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所が、今後(令和4年8~12月)の道東~常磐海域におけるサンマの漁況を「来遊量は昨年を上回るが、依然として低水準」と発表しました。
秋の味覚を代表する魚として手ごろな価格で売られていた「サンマ」ですが、ここ数年は不漁のおかげで価格が高騰しなかなか私たちの口に入らなくなってきています。上記のとおり、今年も豊漁の見通しはなく、価格の高騰は続きそうです。
サンマ不漁の原因はさまざまですが、地球温暖化に起因する海水温の上昇、海流の変化などが大きいと考えられています。地球規模の気候変動に対し、私たち個々人のできることは小さなことかも知れませんが、地道な活動が気候変動を抑え健全な環境を維持することにつながるものと思います。後世に食文化を継承するためにも、日頃から地球温暖化対策を意識して暮らしてゆきたいと思います。
〇令和4年度 サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域):水産庁
〇家庭でできる温暖化対策:国立環境研究所 地球環境研究センター
〇「おしえて!地球温暖化」:環境省