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北海道計測技術

二酸化炭素(CO2)センサ

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための方策の一つとして、3密(密閉・密集・密接)を回避することが重要であると言われています。そして「換気の悪い密閉空間」をつくらないために、適切な換気を行うことが必要であるとされています。
では、換気の悪い状態をどのように知り、どのタイミングで換気を行ったら良いのでしょう?

1時間に1回などの頻度で、定期的な換気を行っているところもあると思います。習慣化し意識されることが重要ですが、その場にいる人の数、滞在時間、行動内容により室内の環境は異なります。

適切な換気のタイミングを知るためには、人の呼気に含まれる二酸化炭素(CO2)濃度を室内で測り、CO2濃度が高くならないように換気することが推奨されています。

二酸化炭素濃度と換気の目安

  • 約410ppm:外気濃度
  • ~1000ppm:空気が清浄な状態。このCO2濃度を基準に保つようにする。
  • ~1500ppm:空気の淀み感を覚える。時々、室内の一部の窓を開けて換気する。
  • ~2500ppm:眠気や倦怠感を感じる場合もある。30分に数分ほど窓を全開にして換気する。CO2濃度が下がるまでは部屋の使用を控える。
  • 2500ppm~:健康への悪影響を与える可能性が高い。常時窓を全開にして換気を行い、部屋の使用を控える。

新型コロナウイルスの対策としては、室内の二酸化炭素濃度を1000ppm以下に抑えることが望ましいとされています。

室内の二酸化炭素濃度を知るために

室内環境を知り適切な換気を行うために、二酸化炭素(CO2)センサをご提供します。

W150mm × D45mm × H100mm(突起物を含まず) 約310g

本製品は、室内の二酸化炭素濃度のほか、温度、湿度、気圧の測定も同時に行います。
2.8インチのモニタ上に現在値のほか、二酸化炭素濃度は現在から約50分前までの状況もグラフ表示します。また、こちらにもご紹介しておりますが、無線により離れたところにもデータを伝送することができるので、複数の部屋にこのCO2センサを設置し一元管理することも可能です。

二酸化炭素濃度が1000ppmを超えると赤字で表示します。

二酸化炭素センサには、NDIR(Non Dispersive InfraRed:非分散型赤外)方式のものを採用しています。NDIR方式は、それぞれのガスが持つ特有の吸収波長領域を利用したガス濃度の計測方式です。二酸化炭素分子は赤外領域の4.26µmの波長を吸収するので、気体中を透過する赤外線量はそこに含まれる二酸化炭素の濃度に依存します。このため、二酸化炭素以外の物質の影響を受けにくく、正確な測定が可能となります。

上の図は遠隔監視の例で、センサから送られてきたデータを受信し専用のソフトでプロットしたものです。

仕様

・大きさ・重さ:W150mm × D45mm × H100mm(突起物を含まず) 約310g
(正面から見た大きさは、一般的なスマートフォンより少し大きいくらいです)
・電源:DC6V~12V(専用ACアダプタを使用)
・使用環境:-10~50℃ 著しい粉塵等がないこと
・二酸化炭素濃度:測定範囲 400~10,000ppm、±50ppm+5%読取値
・温度:-40~+85℃、±1℃
・湿度:0~100%、±3%
・気圧:300~1100hPa、±1hPa
・データ伝送:920MHz帯LPWA 10mW またはWiFi 
・伝送距離:1km以内(使用する環境により異なります)

※センサの種類、データ表示画面・データ伝送の有無など各種カスタマイズも行います。
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